お風呂のホームページやカタログは朝やお昼間の映像が多く利用されています。しかし、実際は多くの人が夜にお風呂に入ることが多いはずです。
そこで今回は、夜に入浴することを前提にした照明選びについてのポイントをご紹介します。照明と一口にいっても、それぞれ寿命や明るさ、色合いなどが異なり、とても奥深いものです。
お風呂の照明を検討の方にぜひご参考になりますように。
お風呂で過ごす時間は、一日の疲れを癒すために大切な時間です。
お風呂の照明について「何を重視して照明を選べば良いのかわからない」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで下記では、お風呂の照明を選ぶときに重視したいポイントについてご紹介します。
お風呂の照明選びで重要なのは、夜に入浴することを前提にした明るさや色温度の調整機能のある照明を選ぶことです。
明るさは、柔らかくリラックスした雰囲気を作ることが大切です。
温かみのある光色が好まれ、明るさや光の色が切替可能なLED照明器具がおすすめです。
入浴剤やシャワーの使用に応じて明るさを調整することもポイントです。
一般的には、2,700Kから3,500K程度の温かみのある光色が好まれます。
白熱電球は安価でなじみがありますが、今後のお風呂の照明はLED照明がオススメです。
省エネ性に優れ長寿命。10年間使用可能で消費電力が少なく、電気代を抑えられます。
また、色温度の調整が可能で、お風呂の温かみを感じる光色を選べます。さらに、防水性能があるものも多く出回っているため、お風呂での使用にも安心です。
お風呂での照明器具は、水と電気が接触することで危険が生じるため、防水性能が必要です。
照明器具には、IP規格という防水性能の等級があり、使用場所に応じたものを選ぶ必要があります。
防水性能が高い照明器具を選ぶことで、お風呂での安全かつ快適な時間を過ごすことができます。
照明の色合いは、明るさと同じく重要な要素であり、お風呂の雰囲気を変えることができます。主な照明の色合いと効果は下記のとおりです。お風呂の照明の色合いをコントロールする際に参考にしてください。
電球色:オレンジ色で優しくリラックス効果があり、就寝前におすすめです。
昼白色:太陽の光に近い自然な色合いで幅広く利用され、どんなシーンでも利用しやすいです。
昼光色:青白い光が特徴的で、覚醒効果があり目を覚ましたい時や集中力を高めたい時におすすめです。
照明器具によって色合いを調整できるものも多く、お風呂の時間帯や気分に合わせて選んでみると良いでしょう。
浴室の壁付照明のメリットは、壁に取り付けるため空間を取らず、スッキリとしたデザインになる点です。
また、照明角度を調整できるものもあり、好みの明るさを作り出せます。
一方、デメリットは、設置場所によっては水滴や湿気にさらされるため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、壁に穴をあける必要があるため、取り付けが難しい場合もあります。
防水性の高い製品を選び、適切な取り付け方法を選ぶことが重要です。
天井に取り付けられた照明器具で、広範囲に光を広げることができます。
そのため、浴室全体を明るく照らすことができ、スッキリとした空間を作ることができます。
また、天井に取り付けるため、空間を取らず、清潔感のある印象を与えます。
一方で、光の角度を調整することができず、光が直接目に入ることで眩しく感じることがあるため、調光機能が必要とされることがあります。
また、天井に取り付けるため、手の届かない場所に設置されることがあるため、取り付けやメンテナンスが難しいというデメリットがあります。
浴室のダウンライトのメリットは、天井に取り付けられるため、浴槽やシャワーのスペースを広く使うことができる点です。
また、スタイリッシュなデザインが多く、空間をモダンに演出することができます。
しかし、ダウンライトはスポット照明であるため、全体を均等に照らすことが難しいというデメリットがあります。
また、水蒸気が発生する浴室環境下で使用するため、防水性能の高いものを選ぶ必要があります。
さらに、天井に埋め込むための工事が必要であるため、設置に費用がかかることもあります。
お風呂の照明選びで重要なポイントの一つは、間接照明の活用です。
壁や天井などを照らす照明で、柔らかく優しい雰囲気を作ることができます。
シャワーや風呂桶の中で水滴が反射して美しい光景をつくることもできます。
明るすぎず暗すぎず、程よい明るさで設置することがポイントです。
天井から光を当てる、壁に取り付けるなど、設置場所によって違った効果を得ることができます。
お風呂のインテリアライトは、おしゃれなデザインの照明器具で、お風呂をよりリラックスできる空間に変えてくれます。
水に強く、防水性の高いものが多く、湿度の高いお風呂場でも安心して使えます。
色の切り替え機能や調光機能がついたものもあり、リラックス効果や照明の明るさを調節できます。
また、LEDタイプが多く、消費電力が少なく、長寿命で経済的な点も魅力です。
お風呂のインテリアライトを使って、お風呂時間をより一層楽しんでみてはいかがでしょうか。
お風呂のスタンドライトは、床置きタイプの照明器具で、移動させることができるのが特徴です。
バスタブの周りや脱衣所など、お風呂場のどの場所でも自由に配置できます。
防水性能を備えたものもあるので、湿気の多いお風呂場でも安心して使用できます。
光の色や明るさが調節できるタイプや、USB充電が可能なタイプなど、様々な種類があります。
また、デザイン性に優れたものも多く、おしゃれなインテリアアイテムとしても人気です。
お風呂場だけでなく、リビングや寝室など、さまざまなシーンで活躍することができます。
お風呂でアロマキャンドルを使用することで、リラックス効果が得られます。
アロマキャンドルには、ラベンダーやユーカリなどの香りがあり、それぞれ独特の効果があります。
ラベンダーはリラックス効果があり、ユーカリは解熱・鎮痛効果があるとされています。
また、アロマキャンドルの炎は、見た目の美しさや暖かさも感じられます。
ただし、火を使うため火の取り扱いには注意が必要です。
火を使いたくない場合は、LED搭載の電気式アロマキャンドルを使用するのもおすすめです。
アロマキャンドルは、お風呂以外でもリラックス効果を得たいときにも利用できます。
浴室の照明器具のカバーは、水滴や湿気による故障を防ぐために重要です。照明器具を交換する際には、カバーが対応している最大ワット数を確認し、超えないように注意しましょう。
また、ボルト数も地域によって異なるため、適切なものを選ぶ必要があります。照明カバーの最大耐久ワット数は、表面や取扱説明書に記載されているので、事前に確認しておくことが大切です。これにより、安全で快適な照明を長期間使用できます。
浴室の照明に限らないことですが、照明を付け替える際は周囲の安全に注意し、電源を切ってから作業を行うようにしましょう。また浴室の照明を取り替える場合は窓を開けてよく換気し、水滴がかからないよう注意しましょう。
お風呂での照明は、リラックスして身体を癒すために重要な役割を果たします。目的や空間の大きさ、照明器具の種類や色温度、明るさ、配光角度などを考慮し、適切な照明を選びましょう。そして、心身ともにリラックスしたお風呂タイムを過ごしましょう。
TEPPAN REFORMでは、お風呂・キッチンなどの各種リフォームを承っております。リフォームの事でわからない点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。