キッチンリフォームをする!となった場合レイアウトやシステムキッチンの種類や様々なオプションを選んでいく中で、システムキッチンのワークトップを選ぶとなった場合、たくさんの種類があることに驚きますよね。
いったいどんな種類があるのか、結局何を選べばいいのか。
参考になるよう解説していきますね。
お見積もりはこちらからキッチンワークトップとは、主にシステムキッチンのフロアキャビネットの上に設けられた作業用のカウンターのこと。
カウンタートップ、「天板(てんいた・てんばん)」とも呼ばれている。
お見積もりはこちらから部屋の雰囲気や、キッチンの使い勝手を大きく左右する、重要な役割を果たしています。
見た目などのデザイン性はもちろん、素材によってはお手入れがしやすかったり、錆びにくかったりと機能面に優れているものもあります。
システムキッチンの中で大部分をしめているワークトップですので、どのような素材で作られているかは非常に重要です。耐久性であったり、掃除が楽だったり、それぞれの特徴やご自身が目指す理想のキッチンを作るために、ここからは、素材の種類とそれぞれの素材の特徴をお伝えしていきますので、ぜひご参考にしてください。
御影石
マグマが、地球の地下深くで固まってできた石です。
硬いため耐久性・耐水性に優れており、天然石の中でも特にキッチンカウンターに適した素材です。
磨くと艶が出て、より美しい表情に変化します。
結晶の重なりと奥行きのある表情は天然石だからこその質感であり、世界に一つだけのキッチンを作り上げることができます。
天然素材の為、人工的に作られた素材には及ばない性能はありますが、それ以上の魅力を感じていただける質感があります。
天然大理石を粉砕してセメントや樹脂で固めた半人工素材のことをいいます。
ひと昔は「テラゾー」といって、補強する為のモルタル層の上に大理石などを粉砕させてセメントと練り混ぜたコンクリートを打ち重ねて硬化した後に、表面を研磨、つや出しをして仕上げたものが流通していましたが、最近はあまり見かけなくなりました。
「人工大理石」との違いは、仕上げに研磨作業が必要となるため、浴槽などの複雑な形には適さず、キッチンのカウンターや壁材、床材など板状の製品としてよく使用されます。
「大理石」という名称ですが、人造大理石のように天然石の成分は一切含まれていません。
アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材のことを「人工大理石」といいます。
人工大理石は様々な形に加工したり、着色性に優れているため、型さえあれば大量生産することも可能です。
人工水晶石(クォーツエンジニアドストーン)水晶をベースに、樹脂などを混ぜて加工した素材です。
「包丁よりも硬い」と言われており、キズや衝撃に強いです。ワークトップにした時の重さと価格が高額な点がデメリットです。
タイルは海外で多いキッチンワークトップです。
個性的でおしゃれなキッチンを作ることができますが、反面、目地の汚れでメンテナンスが大変なところが難点です。
また、施工に手間と時間がかかります。
「木の温かみと手触りが良いこと」です。
木の自然を感じる木目や手触りは、他にはない落ち着きを与えてくれるでしょう。
1日の大半を過ごすキッチンだからこそ、あたたかみを感じれる空間にしたいですね。
家具の仕上げ材や天板に利用されるメラミン化粧板。
幅広い素材連携が可能で汚れが付きにくく、お手入れが簡単。
木目や石目、単色など豊富な色柄と表面仕上げがデザインの選択肢を広げます。
スタイリッシュなデザインで
ステンレスは英語でstainless steelと言い、直訳すればステンレス鋼となり、これが日本での正式名称となります。
stainlessとは「さびない」と言う意味です。
厳密には「さびにくい」という意味も含まれます。
セラミックトップとは大判化したことで、目地なしの一枚物でキッチンカウンターを作れるようになったことや、歪みがほぼなくフラットに焼けるようになったことで、一気にキッチンカウンター材として普及し始めました。
機能性についても、天板素材で最も重要な項目である熱、傷、汚れの全てをカバーしており、非常に優れた素材と言えます。
お見積もりはこちらから作業しやすいワークトップの高さは、使用される方の「身長÷2+5cm」が目安です。
ワークトップの色合いの選び方についてご紹介します。
ホワイトやブラックなどのモノトーンをキッチンの扉の色合いに選ばれた場合は、その色に合わせて同色のワークトップの色合いにする方も多いですが、カラーや木目にした場合はそのメインカラーに合った色合いを選ぶのがおすすめです。
ワークトップはメーカーや素材にもよりますが、主にホワイト系やブラック系、シルバー系が多くより扉の色合いに近い色を選べば全体的にまとまりやすくなります。
また、対比の色合いを持ってこれば個性的でハイセンスなインテリアに仕上げることも可能です。
例えば、ブラックのキッチン扉の色合いに、ブラックやシルバーの天板であればスタイリッシュなキッチンに仕上げられますが、対比となるホワイトの天板にすれば、少し遊び心のあるおしゃれで柔らかい雰囲気になります。
定番と言われるキッチンのワークトップは、ステンレスと人造大理石です。
メリットは、衛生的で耐熱性があり、熱い鍋の直置きができること。
さらに調理や清掃の際の機能性が抜群なことが挙げられます。
一方のデメリットは、もらいサビで傷みやすい点。
サビのついた金属の直置きは、そこからサビが広がる可能性がありますので注意が必要です。
レストランなどの飲食店のキッチンは、ステンレス製のものを導入しているところが圧倒的に多いです。
また、スプーンやフォーク、ナイフなどのカトラリーをはじめ、調理器具などでも多くのステンレス製品が用いられていることから、安心・安全な素材であることは明らかではないでしょうか。
ふだんのお手入れは水拭きだけでOK。
食材を扱う場所ですから、ぜひ、まめなお手入れで清潔に保ってください。
ステンレスワークトップに曇りがでできた場合は、キッチンペーパーをワークトップ全体に敷き詰めて、 レモン汁もしくは、クエン酸を薄めた液をたっぷり吹き付け2~3時間おき、その後、水でよく流すとステンレスの輝きがもどってくるでしょう。
お見積もりはこちらからどの種類のワークトップにもデメリットがほとんどない高クラスのワークトップがご用意されております。
各メーカーによって値段は、かわりますがいわゆる標準設備と言われる状態から比べると、高い物で30万〜40万変わってきます。
クリナップのステンレスワークトップは、一体成形でシンクとのつなぎ目がない「シームレス接合」になっており、よごれがたまりにくくいつでも清潔に保てるのが、魅力です。
システムキッチンメーカーのなかで、とくにステンレスに力を入れているのが「クリナップ」といえるでしょう。
高品質な人造大理石に特化しているのが「トクラス」です。
トクラスの人造大理石ワークトップの「クラストン」は、耐久性に優れているのが特長で、熱に強く、衝撃や汚れにも強い人造大理石です。
汚れが染み込みにくいため、色素の強い赤ワインやカレー、もらいサビも、スッキリと落とせます。
すりキズができてしまった場合も、ナイロンたわしで補修することも出来ます。
お見積もりはこちらからリクシルの「セラミックトップ」は、焼きものならではの繊細な質感や深い色合いがです。
従来の素材がツルツルと艶があったのに比べ、セラミックトップには肌触りのよい凹凸感があり、その高級感のある独特の風合いとデザイン性は、インテリアとしても魅力的です。
セラミックトップは、耐久性があるという強みがあります。
短時間であれば高温のフライパンや鍋を直接置いても、変色や変形しません。
表面硬度が高く、金属などでこすっても傷がつきにくくなっています。
また、油や食材から出た水分等の汚れが染み込みにくく、日々のお手入れが簡単。
美しいだけでなく、美しさを長く保てる理想的なワークトップ素材です。
クォーツストーンワークトップは、水晶を粉砕して樹脂で固めて加工したもの。
人造大理石の一種ですが、天然石や水晶を使用しているため、より天然素材に近く、重厚感があるのが魅力です。
以前はオーダーキッチンでしか選べなかったクォーツストーンをシステムキッチンで選べるのは、大手キッチンメーカーのなかではタカラスタンダード「クォーツストーンワークトップ」だけです。
天然石のような見た目ですが、汚れや水がほとんど染み込まないので、お手入れも簡単で硬度も高く、お鍋などが当たっても傷つきにくい耐久性があります。
色柄のバリエーションも豊富なため、デザイン性と扱いやすさを両立させたハイクラスなキッチンをお求めの方も満足できる素材です。
クリスタルカウンターは、すりガラスのようになやわらかく光を透過する透明感が美しいワークトップです。
他にはない上質で明るいキッチン空間を演出できます。
光を透過するエポキシ樹脂の内部に柄をあしらうことで、奥行き感あるデザインも特徴です。
エポキシ樹脂は美しさだけでなく、丈夫さもあり、耐熱性もあり、重いものを落としても割れない耐久性もあります。
また、ワークトップとシンクの段差がなく、日々のお手入れが簡単という特徴もあります。
ホワイトインテリアで清潔感のあるキッチンをお求めの方におすすめのワークトップ素材です。
グラリオカウンターは、天然石ならではの美しい「きらめき感」「積層感」を有機ガラスの透明感の輝きで再現したのがパナソニック独自の人造大理石「スゴピカ素材」の「グラリオカウンター」です。
凹凸のある表面加工により、従来の人造大理石より天然石に近い質感が魅力です。
材質はアクリル系樹脂で表面硬度が高く、傷に強いのが特徴です。
お手入れしやすく美しさが長く続きます。
お見積もりはこちらから理想のキッチンを作る時の、あなたの優先順位が高いポイントは何ですか?
デザイン性で選ぶ、耐久性で選ぶ、そうじのしやすさで選ぶなどいろいろあるかと思いますので以下のポイントも参考にしてみてくださいね。
リフォームやリノベーションでも人気の間取りが、対面型のキッチンです。
お家のリビングの中でもデザイン性が求められるようになります。
システムキッチンのワークトップは、デザイン性や色によりLDKの雰囲気を大きく左右しますので、実物をみてからものを選ぶことをおすすめします。
お見積もりはこちらからご自宅が持ち家で今後引越しをする予定がない場合など、できるだけ長く使いたい場合は、毎日の料理に対する耐久性の高さを重視して選びましょう。
同じ素材でも、経年での変色がしにくいものを選ぶと、きれいなまま長く使えます。
そのほかにも、直射日光が強く当たる、湿度が高いなど、キッチンの場所も考慮してワークトップ素材を選ぶとよいでしょう。
ワークトップとシンクの継ぎ目がなくフラットで掃除しやすいワークトップがおすすめです。
また、同じ素材でもコーティングが施されているタイプなど、手間をかけずに短時間のお手入れですむものを選ぶとよいでしょう。
標準設備のステンレス素材も昔ながらの根強い人気ですが、機能性は、もちろんのこと掃除の楽さ、デザイン性、求めることの最重要ポイントは、何か。
このあたりを、あらかじめ考えておいてからワークトップ選びをする際の参考にしていただくとよいと思います。
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