キッチンの床は、水や調味料、油汚れが飛ぶことも多く、お手入れのしやすさが重要です。
食器や調理器具など硬くて重いものを落としてしまうこともあるため、耐久性も求められます。
「キッチンをリフォームしたいけれど、どんな床材を選べばいいの?」
とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
今回はキッチンの床材の選び方や、素材ごとの特徴について紹介します。
キッチンは水や油などの汚れが付きやすい水回りの場所です。
そのため防水性が高い床材を選ぶことが必要です。
キッチンでは、水や油が床にこぼれたりすることがあります。
そのため、滑り止め性が高い床材を選ぶことが重要です。
キッチンは日常的に使用される場所であり、床材には耐久性が求められます。
床材の強度や耐久性を確認し、長期的に使用できる床材を選ぶようにしましょう。
キッチンは汚れが付着しやすい場所であり、掃除やメンテナンスがしやすい素材を選ぶことが重要です。
耐水性や耐汚染性に優れている素材を選ぶと、汚れが付着しても簡単に落とすことができます。
キッチンは家庭内で重要な場所であり、デザイン性にもこだわりたいところです。
カウンターキッチンやキッチンリビングとつながったキッチン床は、リビングとのデザインや質感の調和も重要です。
床材の色や質感、模様などを考慮し、自分の好みや家族のライフスタイルに合った床材を選ぶようにしましょう。
タイルはデザイン性に優れ、バリエーションが豊富です。
更に防水性や耐久性が高く、長期間美しさを保ちます。
しかし、目地に汚れが付きやすく、冬は足元が冷えるため、お手入れや寒さ対策が必要です。
最近は、自然素材である無垢フローリングに人気があります。
しかし、キッチンや洗面などの水まわりだけは耐久性に優れた「フロアタイル」を選ぶ方が多い傾向です。
フロアタイルは塩ビ系素材ででき、リアルで高級感のあるものがたくさんあります。
タイル風や木目風、天然石風など種類も豊富で、見た目も本物に近いものが多くあります。
おしゃれで実用的な選択肢として注目を集めています。
無垢フローリングは天然木材から作られた床材で、木の種類ごとに異なる特性を持ちます。
肌触りがよく、木の調湿機能によって保温性や断熱性に優れています。
素材が持つ質感を生かすために、表面は必要最小限の保護加工しかされていないことが多いです。
そのため、丁寧なメンテナンスやお手入れが必要です。高価格帯の床材ですが、キッチンにも使用できます。
複合フローリングは、合板などの基材に薄くスライスした突板を貼り合わせた床材です。
キッチン床には防水性や耐久性が高いものが選ばれます。
大量生産が可能なため、無垢フローリングと比べると安価なことが特徴で、機能性やデザイン性が豊富にあります。
木目や色合いがそろっているため、広い面積のキッチンにも適しています。
ただし、水や油汚れを放置すると表面が剥がれることがあるため、こまめなお手入れが必要です。
ビニルフロアは、薄く柔らかい素材を使ったフローリング材です。
施工が簡単で、手軽にDIYできます。
キッチン床材としては、水や油汚れに強く、防水性能も優れています。
加工が施されているものは、防滑性や防汚性も高く、清潔に保ちやすいのが特徴です。
種類も多く、木目調やタイル調などの様々なデザインがあり、インテリアに合わせて選べます。
ただし、高温のものを置くと表面が変形することがあるため、注意が必要です。
クッションフロアは、柔軟性があり軟らかいクッション層を持ったフロア材です。
キッチンなどの水回りに適しており、防水性や耐久性に優れています。
また、フローリングやタイル調など様々なデザインがあり、デザイン性にも優れています。
施工も比較的簡単で、DIYでも取り扱いやすいため、リフォームにも適しています。
ただし、高温のものを長時間置くと変形することがあるため、キッチンでの使用には注意が必要です。
コンクリートは耐久性に優れ、清潔でデザイン性も高められるキッチン床材。
しかし硬質で冷たく滑りやすいため足腰への負担があり、施工には専門的な知識が必要で費用が高めです。
コンクリートは水+セメント+砂+砂利などから作られる硬質な素材で、非常に丈夫で耐久性があります。
モルタルは自然な風合いで温かみがあり、床暖房にも適しています。
ただし、表面がザラザラしているため汚れが付きやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
また、モルタルは耐久性が低く、亀裂が生じる可能性があるため、施工前の下地の状態や施工技術が重要です。
モルタルはセメント+砂+水で作られ、柔軟性があります。
コンクリートより施工が簡単で、自然な風合いを出せます。
モルタルの割れが気になる場合にはフレキシブルボードが使えます。
フレキシブルボードは、モルタルのような風合いを持ち、
耐衝撃性・耐水性・不燃性がある強い素材に優れた素材です。
更にモルタルよりも安価で済みます。
ただし固いというデメリットもあります。
元々下地として使用されている素材なので、床の仕上げにはビス止めとボンド止めが一般的です。
リノリウムは、ナチュラル素材を主原料にしたフロア材料で、
床面が滑りにくく、柔らかな感触が特徴です。
また、静電気が発生しないのでホコリが付きにくく、清潔な状態が維持しやすいです。
また、耐久性や耐水性に優れ、防音性や断熱性にも優れているので、キッチン床材として選ばれることが多くあります。
豊富なカラーバリエーションがあり、デザイン性にも優れているので、キッチンの雰囲気に合わせて選ぶことができます。
ただし、日常的なメンテナンスが必要です。
適切な清掃やメンテナンスを行わないと、表面の損傷や汚れが目立つようになることがあります。
キッチンの床をDIYでリフォームするのはおすすめできません。
キッチンは油はねや水汚れが多いため、素人が施工するとズレが生じやすく、汚れや水滴が入り込む可能性があります。
また、重い家具や家電を移動させる際には、転倒やケガの危険があるため、プロに依頼することをおすすめします。
プロに依頼すれば、適切な床材を選び、正確な施工が行われます。
DIYを行う場合でも、専門知識や経験が必要であり、事前に十分な調査や準備が必要です。
キッチンの床はデザインだけでなく機能面も考慮し、希望に合った床材を選ぶことが重要です。
リフォームを検討する場合は、実績豊富なリフォーム会社に相談することをおすすめします。
専門知識や経験を持つプロがアドバイスしてくれるため、失敗や後悔を防ぐことができるでしょう。
キッチンリフォームは家族が生活する場所であるため、確かな技術や信頼性のある会社を選ぶことが大切です。