戸建て用のお風呂リフォームをする際、費用相場はどれくらいか気になりますよね。
もちろん、オプションをつければつけるほど、金額は高くなりますが、まずは目安を知りたい!そんな方にこの記事を読めば、以下のようなことがわかります。
について、ご紹介します。
お風呂リフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
マンション用のお風呂リフォームの費用相場を知りたい方はこちらをご覧ください。
一般的に戸建てのお風呂リフォームにかかる費用は100万円前後です。
これは、選ぶお風呂のグレードや大きさ、浴槽の材質などで大きな費用の差が出てきます。
リフォームにかかる日数は、工事の範囲、お風呂の状況によっても多少違いますが、一般的なユニットバスの交換だけであれば1日程で完了することも。
在来浴室から主流のユニットバスへのリフォームでも1週間かからないことが多いですよ。
スタンダード(普及グレード) | ハイグレード | |
リクシル | リデア(約60~100万円) | スパージュ(約110万円~) |
パナソニック | オフローラ(約60〜112万円) | Lクラスバスルーム(約125万円~) |
TOTO | サザナ(約60〜130万円) | シンラ(約110万円~)トクラス |
トクラス | エブリィ(約61〜150万円) | ユーノ約(100万円~) |
タカラスタンダード | レラージュ(約80〜160万円) | プレデンシア(約120万円~) |
各メーカーのスタンダードタイプ(普及グレード)とハイグレードタイプで費用相場の比較をしてみました。
上記は、戸建て用1616サイズの工事費込の費用相場ですが、つけるオプションによって費用は大きく変わってきます。
ちなみにスタンダードタイプでは簡易的な造りのものが多く、ハイグレードタイプでは見た目も高級感あるデザインで、水栓やシャワーなどの細かい部分も高機能であったりと違いが出てきます。
オプションの多さの違いなので、お風呂にこだわらない方はスタンダードタイプで十分かもしれませんね。
各メーカーのグレード別の「特徴」や「どんなオプションが追加できるのか」などしっかり確認しましょう。
ユニットバスは全てのメーカーで共通のサイズ規格があり、リフォームの際には同じ規格のお風呂を取り替えればいいようになっています。
お風呂のサイズにはどういった規格があるのでしょうか?また、サイズの違いでどれくらいの費用の差があるのでしょうか?
ユニットバスの規格は1620や1216のように4桁の数字で現されます。頭2ケタがお風呂の「(内径の)幅」を意味し、後2ケタで「奥行き」を意味していて、頭2ケタの長さの中で浴槽の長辺部分が収まるようになっています。
ちなみに、ユニットバスの壁には厚さがあるため、例えばお風呂のスペースが1坪(182cm×182cm)であれば、このスペースに入るユニットバスは1坪分よりも小さい「1616(160cm×160cm)」などのサイズになります。
戸建て用のユニットバスのサイズは主に
の4種類あります。それぞれのサイズについて一覧にしてみました。
坪数 | サイズ | 幅×奥行き |
0.75坪 | 1216サイズ | 120cm×160cm |
1317サイズ | 130cm×170cm | |
1.0坪 | 1616サイズ | 160cm×160cm |
1717サイズ | 170cm×170cm | |
1.25坪 | 1618サイズ | 160cm×180cm |
1620サイズ | 160cm×200cm | |
1.5坪 | 1624サイズ | 160cm×240cm |
1818サイズ | 180cm×180cm |
ユニットバスのサイズ表記自体は全メーカー同じですが、商品によって合致する外寸は違います。
つまり同じ規格のユニットバスならどれでもお風呂スペースに入るというわけではないのです。
希望しているユニットバスがしっかり合うかどうかは、リフォーム業者にあらかじめ確認しましょう。
戸建て用のユニットバスのサイズ別費用相場を比較してみました。ユニットバスはサイズが0.25坪大きくなるにつれて価格も「10万円程度」上がりますよ。
坪数 | ユニットバスの費用相場 |
0.75坪サイズ | 約50万円~ |
1坪サイズ | 約60万円~ |
1.25坪サイズ | 約70万円~ |
1.5坪サイズ | 約80万円~ |
各メーカーで、基本となるサイズに加え、周囲のデッドスペースを抑えて5cm程大きなお風呂を設置できる規格もあります。サイズアップ規格が収まるときは、通常のユニットバスのリフォーム費用でお風呂を少しだけ広げられますよ。
また、増築や間取り変更など大がかりなリフォームでサイズアップする場合は、外壁を取り壊したりするため、倍以上の費用になる可能性もあります。費用対効果をしっかり見極めましょう。
お風呂の浴槽は「材質」によっていくつか種類があり、それぞれで費用相場が違ってきます。
浴槽の材質 | 浴槽の費用相場 |
FRP製浴槽 | 25万円前後 |
人工大理石(ポリエステル系)製浴槽 | 30万円前後 |
人工大理石(アクリル系)製浴槽 | 80万円前後 |
ホーロー製浴槽 | 80万円前後 |
木製(ヒノキなど)浴槽 | 50万円前後 |
浴槽の素材は、質感や、日々のお手入れのしやすさなどにも大きく影響します。ただ単に「高い金額の素材を選べばまちがいないだろう」というわけではありません。素材の特徴をしっかり理解した上で、自分に合った浴槽を選びましょう。
FRP製浴槽 | FRPとは「繊維強化プラスチック」のことで、標準的な浴槽の多くがFRP素材です。保温性・耐久性が高く、カラーバリエーションも豊富で価格が安いというメリットがあります。掃除もしやすいのですが、逆に汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。また、時間とともに色あせることも。 |
人工大理石(ポリエステル系)製浴槽 | カラーバリエーションが豊富で、掃除もしやすいです。表面が滑らかで、温かみがあるため、入浴中のリラックス効果も期待できます。 ただし、柔らかい素材のため、傷がつきやすいというデメリットもあります。 |
人工大理石(アクリル系)製浴槽 | 同上 |
ホーロー製浴槽 | 汚れが付きにくく、お手入れが比較的簡単です。また、保温性が高く、肌触りが滑らか、見た目が美しいといったメリットがあります。ホーローは金属の表面にガラス質のうわぐすりを焼き付けているのですが、それが剥がれるとサビが出来やすいため注意が必要です。 |
木製(ヒノキなど)浴槽 | リラックス効果や耐久性があります。毎日お手入れを怠らず、しっかり掃除を行えば長く使えます。しかし、少しでもお手入れをさぼると、カビが目立つお風呂になるので、気を付けなければいけません。 |
それぞれの特徴を理解した上で、予算も考えながら浴槽を選びましょう。
戸建てのお風呂リフォームの費用相場は各メーカーのグレードの違いやサイズの違い、また浴槽の材質の違いで大きく変わります。
各メーカーの普及グレードであるスタンダードタイプのお風呂であれば、約60万円~くらいからリフォームが可能です。
オプションなどをいくつか付けても、上位タイプのお風呂を選ばなければ、約100万円前後でも十分なお風呂を手に入れられます。
あとは、グレードにこだわるのか、大きさにこだわるのか、浴槽の材質にこだわるのか…など、毎日使うお風呂だからこそ、しっかり相談して後悔のないお風呂リフォームにしましょう!