お風呂・キッチン・水回りのリフォームならテッパンリフォーム

  • 電話番号
  • LINEからお問い合わせ
  • リフォーム相談

アスベスト含有のお風呂リフォームは危険?アスベスト除去の方法や注意点を解説

アスベスト含有のお風呂リフォームは危険?アスベスト除去の方法や注意点を解説

アスベスト(=石綿)は、その健康被害から取り扱いには十分な注意が必要とされる物質です。しかし、昔ながらのお風呂や古いユニットバスにはアスベストが含まれている場合があります。

今回は、「アスベストが危険である理由」や「アスベスト除去の方法や注意点」について解説します。アスベストに関する正しい知識を得た上で、安全なお風呂リフォーム工事を依頼しましょう。

お風呂リフォームにおける健康被害とリスク

アスベストとは

アスベストとは

アスベスト(=石綿)は、天然由来の繊維状の結晶鉱物の総称です。アスベストというくくりの中に、クリソタイル、クロシドライト、アモサイトといった鉱物が含まれています。

アスベストは安価であり加工性が高く、防音材・断熱材・保温剤などとして戦後の建築工事において幅広く利用されていました。主な特性として、耐火性や電気絶縁性、耐熱性、摩耗に強いといった点が挙げられます。確かに、一見するとマルチな特性のある便利な素材です。

しかし、1970年代にその危険性が報じられ原則使用禁止となり、現在では製造が禁じられています。現状の建物の素材に含まれているアスベストに直ちに問題があるわけではありません。老朽化した建築物を解体した際など、周辺に飛散したアスベストを吸い込むことが問題となります。

お見積もりはこちらから

アスベストが危険である理由

アスベストが危険である理由

アスベストは、肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こす恐れのある物質です。空気中に飛散した微細な繊維を呼吸によって体内に吸引してしまうと、身体に悪影響を与える可能性があります。

アスベストによる健康被害は吸引してすぐに引き起こされるわけではなく、長い年月を経て現れます。例えば、中皮腫と呼ばれる悪性腫瘍は、約35年もの潜伏期間ののち発症することが多いとされています。

石綿による健康被害は、石綿を扱ってから長い年月を経て出てきます。例えば、中皮腫は平均35年前後という長い潜伏期間の後発病し、発病からもしばらくは無症状であることが多いとされています。仕事などで石綿を扱う人や、過去に扱っていた人は、定期的に健康診断が推奨されています。

なお、実際にどのくらいのアスベストを吸うことで発症するのかといった詳細は解明されていません。

リフォームにおける健康被害とリスク

リフォームにおける健康被害とリスク

アスベストが含まれる・含まれると推測されるお風呂をリフォームする際においては、設備解体に伴う作業によってアスベストの繊維が飛散するリスクがあります。正しく解体作業を行わなければ、作業者や当該住宅にお住まいの方、近隣にお住まいの方に被害が及ぶ恐れがあります。

そのためお風呂リフォームを依頼する際には、専門知識や技術を持った業者による施工が必要です。

お見積もりはこちらから

アスベスト除去の方法と注意点

アスベスト除去の方法と注意点

アスベスト除去計画の作成

アスベストの除去には専門的な知識や設備が必要です。作業箇所にアスベストがどの程度あるかを確認し、現場の作業責任者はアスベストの種類と量・周囲環境や使用目的などを考慮したアスベスト除去計画を作成します。

この計画には、アスベストをどのように処理するか、作業箇所のどの部分から除去するか、作業員の安全確保方法、廃棄物の処理方法などが含まれます。

安全対策と保護具

アスベスト除去作業の前に、作業員(石綿作業主任者)は専門的な知識を身につけます。これには、呼吸用保護具(防塵マスク)、保護服、手袋、ゴーグル、安全靴等の使用についても含まれます。

作業員がアスベストの粉塵にさらされて曝露することを防ぐため、適切な装備品を選んで使用する必要があります。

アスベストの除去

除去方法は作業箇所のアスベストの種類や建物の構造によって異なります。一般的には、ケレン棒やワイヤーブラシ等のツールを使用してアスベストを切断・除去し、プラスチックバッグ等に密閉します。

アスベストを切断・除去する際には、該当箇所の湿潤を確保し、発生する粉塵を最小限に抑えるように注意しなければなりません。また、作業場所からアスベストが飛散しないよう、隔離用のプラスチックシート等で封鎖する必要があります。

廃棄物の処理

アスベストを含む廃棄物は、耐水性の材料で梱包または固形化するなどの飛散防止対策が施され、特別管理産業廃棄物として専門業者に渡り、適切に処理されます。

お見積もりはこちらから

石綿作業主任者資格について

石綿作業主任者資格について

「石綿作業主任者」とは、アスベストに関連する作業の安全管理を行うために必要な資格です。資格を得ることによって、現場では主任者として以下のような役割を担います。

石綿関連作業を行う場合には、作業員は石綿作業主任者の指示に従うことが求められます。

石綿作業主任者の資格を取るには、石綿作業主任者講習を受講して修了試験に合格する必要があります。試験は石綿関連作業に関する知識や技能を問うもので、基本的に合格率は高いとされています。

この資格を持つ工事店に依頼することで、アスベストを含む設備のリフォームを安全に行うことができます。

アスベスト除去の方法や注意点を解説 まとめ

アスベスト除去の方法や注意点を解説 まとめ

アスベストは耐火性や加工性に優れた繊維状の鉱物であり、その危険性が指摘され始めるまでの間、建築材料や工業製品などの製造に広く使用されていました。

アスベストを含有する古いお風呂のリフォームは、アスベストが飛散して健康被害を引き起こす危険性があるため、専門業者による解体作業が必要です。また適切な処理を行えば、過度に心配する必要はありません。

ただし、DIYや専門知識のない業者によるリフォームは危険です。リフォーム前にはアスベスト含有材料の有無を調べ、不明であれば専門業者に相談するといった対策が重要です。

お風呂リフォームにあたっては適切な手順を踏み、安全に工事を進めて健康被害を防ぎましょう。

理想のお風呂を適正価格で。無料お見積もりはこちらから。

お風呂・キッチンなどリフォームのご相談・お見積りはお気軽にどうぞ。