理想のキッチンを実現するために最初に行うべきことは、ご自身の中で整理することです。
「安くしたい」「収納を増やしたい」「使いやすくしたい」「間取りを見直したい」「機能を充実させたい」さまざまな要望があると思います。
大切なのはその中で優先順位をつけることです。
カタログや直接ショールームなどで、ご自身が叶えたい理想のキッチンをつくるためのまず、イメージをすることが、大切です。
同じようなデザインで迷うポイントになるところは、メモに残しておくことがよいでしょう。
ご家族の希望も、考慮にいれながら対面式キッチンの方がいいのか、壁付のキッチンがいいのかなど、お家の間取りも含めてお考えされるのが良いかと思います。
ここからは、リフォーム業者の選定になってくるのですが、叶えたいキッチンの理想と価格のバランスが取れる業者と、優先順位をしっかり立てておかないと、叶えたい希望ばかり追加していったら、気づいたら、予算オーバーなんてこともおこりかねませんので注意が必要です。
希望のイメージを、リフォームの業者に伝えしっかりイメージの共有が出来るようになれば、いよいよお見積もり金額との調整をしていきます。
金額的には、ご予算の兼ね合いもありますので無理をせずに、慎重に決めていきましょう。
業者さんとの打ち合わせやご家族との話し合いでゴーサインがでれば契約成立となります。
一旦、契約書を記入してしまうと、あれこれ心配になってしまい工事日まで日にちもあるし、そこまで迷えばいいかと思いがちですが、クーリングオフの期間がすぎてしまえば、やっぱりやめときますということが出来ませんので注意が必要です。
工事もはじまってないし、いつでもやめれるだろうと思う方もいらっしゃいますが、メーカーにすでに発注し、納品準備に入っていることもありますのでクーリングオフ期間は、お申し込み日を含む8日間と覚えておいてくださいね。
※クーリングオフ制度とは?クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
契約書を記入後に、工事日程の調整をしますが、ここでは施工業者におおまかな工事の流れを聞いておいた方がいいですね。
リフォーム工事中に、確認することも大事ですが、工事後の完成状態を業者さんと一緒に確認することが、大切です。
賃貸のアパートの退去時にもあるトラブルですが、おうちの柱に傷がついたや、コーキングがあまい場合もあるかもしれません。
これも、工事が終わってしばらくたった後に、気づいてしまった場合など業者さんも対応に困ってしまい対応してくれないということもありますので、しっかり確認をとることが、トラブルを最小限に抑えるポイントになってきますので押さえておきましょう。
リフォームが、完了後にキッチンの壁紙がはがれはじめた。
リフォーム業者が、対応してくれないなどのトラブルがある場合があります。
工事完了後に不具合が生じることもあるため、契約をする前にリフォーム後の保証やメンテナンスの確認をし、気になる点は、担当者に、確認し、納得がいかない場合は、違う業者でお話しされることを、おすすめします。
トラブルになってしまうケースで、一因として考えられるのが工事会社と施主の認識が違うという点が大きいと思います。
特に頭の中のイメージは言葉では、伝わりづらく、言葉だけで確認しようとしても難しいことが、多いでしょう。
伝えたいことは、言葉だけで伝えるのではなく紙にかいて相談していき、お互いイメージの共有が、出来そうな担当さんだなと思ってから契約関係を前に進めるというのが大切になります。
家事動線の確保や収納の確保、冷蔵庫やゴミ箱の置く位置などイメージしながら、キッチンが新しくなることにより、変化するポイントをイメージしながら進めていくのが良いでしょう。
作業スペースに余裕はあるか
キッチンの見え方はどうか
LDK間取りのおうちのニオイ対策は、大丈夫か
調理中の動線は大丈夫か
収納スペースは確保できているか
キッチンの高さを自分に合うように作れているか
コンセントの位置や数は足りているか
床材の選定(油や水はねに強い素材にしておくことが大切です!)
普段の調理や家族の人数にもよりますがある程度、経験上のここにこれがあったらいいなぁやこれは、使い勝手悪いなぁと経験上思っていたポイントを解消できるきっかけになるはずです!
あーでもないこーでもないとご家族としっかり相談したうえで、信頼できる業者さんに、満足できるキッチンを仕上げてもらいましょう。
お家のリフォームの中では、比較的取り掛かりやすいキッチンリフォームですが、カタログでお気に入りを見つけていたとしても、ショールームで確認してみたら思っていたのと違ったとなることもありますので、実物を確認してから進めるといいでしょう。
完成後のイメージをしっかり持った上で、ご自身の中の優先順位をしっかりつけた上ですすめることがおすすめです。